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お金で解決できるのか?

今日は週末なのに、あいにくの雨ですね。

さて、以前このブログでも話題にあげたことがありますが、「行動経済学」にはまっています。

いろんな場面で応用できるかもしれない一つの例をご紹介します。

私たちが暮らしている世界には、2つの規範が存在しているといいいます。一つは人と人との関係に関わる行為を規律する社会的な規範、もう一つは給料や買い物など市場取引の行為を規律する市場的な規範ですが、この二つの規範は同時に共存することはできないといいます。

例えば、電車の中で年配の方に席を譲ったとします。お礼を言われ、人はそこで満足感を得ます(社会規範)。ところが、譲った人がお礼を500円くれる(市場規範)とどうでしょうか?

親切でやったのに、とあまりよい気分にはならないといいます。特にこのお礼が少額な場合、この2つの規範はぶつかることになります。

イスラエルの託児所で社会規範と市場規範のおもしろい調査がされました。

その託児所では、子供の迎えに遅れてくる親はうしろめたい気持ちになり、その罪悪感からなんとか迎えの時間に間に合うように努力していました。ある日、託児所は遅刻のペナルティとして罰金をとることにしました。

すると、親たちの遅刻は増えるようになってしまったのです。

親たちは迎えの状況を社会規範から市場規範として捉えるようになってしまい、お金を支払うことで罪悪感をもたないようになってしまった、ということですね。

その後、託児所は罰金制度をやめました。親の遅刻もなくもとに戻ると思われましたが、親たちは変わらず遅刻を続けたといいます。

社会規範と市場規範はいったん重なってしまうと、社会規範はもとには戻らなくなってしまうということがこの実験もわかります。

これは仕事のモチベーションにも通じることです。

教師たちに「生徒の成績が上がったら報酬を出す」という政策が実施されたとき、もともと教育のことをしっかり考えていた教師たちをがっかりさせ、教師の質が下がったということがあります。

社会的なモチベーションで動いていた人に、あとからお金の話が加わると最初のモチベーションが低下してしまうこともあるのです。
日本の企業でも成功報酬としてインセンティブを用意している場合があります。

ところが思ったほどインセンティブ効果がでないのは、そこに社会規範と市場規範が混在している可能性があるのです。

特に日本人は、社会規範の強い民族です。
少ない報酬は励みになるどころか、社員のモチベーションを下げている可能性もあります。


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